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MOSS INC. – A BRIEF INTRODUCTION (Polished English Version)

MOSS INC. – A BRIEF INTRODUCTION (Polished English Version)

Pg.1 MOSS INC.A BRIEF INTRODUCTION メイン州カムデンに拠点を置く Moss Inc. は、1975年に設立され、1977年に法人化されました。同社は、軽量バックパッキングテントのデザインと製造を目的として設立されました。 創業以来、Moss は、イースター島探検、ヒマラヤ山脈登山、サウジアラビア王室、そしてジャック・クストーなど、著名で要求水準の高い顧客向けにテントを製造してきました。 創業時には小規模な通信販売型ビジネスとしてスタートしましたが、現在では多様な製品ラインと世界中の顧客を持つ、成功したデザイン・製造会社へと成長しました。創業当初、従業員は5名でしたが、今日では40名を雇用しています。 1977年には週10張の生産能力でしたが、現在は週225張のテントを生産しています。昨年は6,000張のバックパッキングテントを製造しました。 もはやテント製造専業メーカーではなく、Moss は保有するテンション・ファブリック技術を、製造およびデザインの多様な分野へ応用しています。 Pg.2 Moss Introduction cont’d 近年、Moss はトレードショー(展示会)業界へと進出しました。これらの展示ブースは、ユニークな曲線やドーム形状を持ち、軽量で、簡単に折りたためるコンパクトなサイズが特徴です。従来のブースに代わる、コスト効率と視覚的インパクトに優れた選択肢として高く評価されています。 展示ブースはボックス状で、飛行機の手荷物として預けられるサイズで持ち運びが可能です。組み立ても簡単で、通常1時間以内に、2名の作業者で設置できます。 Moss の展示会顧客には、デュポン、ハネウェル、マテル玩具、ジョン・ディア社、ゴアテックスなどが含まれます。Moss の展示ブースは多くのショーで使用されており、アメリカ・ミニチュアショー協会(Ski Association of Miniature Show)主催のハモンド・キャッスル美術館(マサチューセッツ州グロスター)での夏期公演のための屋外劇場としても設置されました。 メーヴェテントはモジュール方式のため、より多くの観客を収容する必要がある場合には拡張が可能です。...
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THE STARGAZER HISTORY

THE STARGAZER HISTORY

MoMAも認めた芸術品 (1983年所蔵) BILL MOSS: THE STARGAZER  美しいだけじゃない。2本のポールを1点で交差させるドームに比べて張りが強く、ヘッドクリアランスの良さは抜群。しかも上部に、ベシカ•ピシス(先の尖った楕円)形天井が形成されるために、内部は広々。 モスの息子Jeff Mossは、このテントにスターゲイザー(星を見つめる人)という名前をつけた。 また、キャンプテントとしてははじめて、NY近代美術館の永久展示品に選ばれている。 上から見ても、横から見ても、中から見ても、計算されつくされたエレガントな曲線と曲面で、人々を魅了する。そんなモステントの基礎となったモデルが、1983年からニューヨーク近代美術館に所蔵されている。ポールを魚座型にクロスしただけのシンプルなそのテントのスゴさは、外見だけじゃない。滑らかな壁は風雨をうまく受け流し、均一な張力は高い剛性を生む。ビル•モスのテントは、機能する芸術品なのである。 シンメトリカルな曲線と、ファブリックによる曲面の組み合わせ。それはデザインであると同時に、内部空間を広げている。機能する芸術といわれる所以だ。  本来2次元の幾何学理論であるベシカ•ピシスを3次元に応用したデザインが、スターゲイザーの、ルーフ部分。メッシュ生地とポールスリーブが作り出す曲面は、まさに緊張感ある美しさだ。   ふたつの弧が重なり合ったできる尖った楕円を、幾何学用語で「ベシカ•ピシス」と呼ぶ。モスのテント、スターゲイザーの頂上部の楕円がまさにこれだ。 MoMAの学芸員・ルイーザ•ローチさんによれば、モスのテントがコレクションされた理由は、この頂上部の美しさにあるという。小難しい解説をすれば「居住性という機能をもっとも単純な唯一の方法で」実現している、ということらしい。デザインと機能は等価だったのだ。ベシカ•ピシスは「機能」と「デザイン」、それぞれの集合が重なり合う「部分集合」のように見える。 MoMA 現代の視覚芸術の啓蒙に先駆的な役割を果たす美術館。モスのSTARGAZERは1984年の大改修以前1983年にコレクションされました。 テントの神様 チャールズ•ビル•モス (CHARLES BILL MOSS) BILLはテントを「機能する芸術品」として位置付け、斬新かつ機能的で、美しいシルエットの作品を作り続けた。 その代表作のひとつが「スター•ゲイザー」だ。のちのMoMAのパーマネント•コレクションとなったこのモデルは、世界のテントデザイナーを刺激し、その後のスタイリッシュなテントを生む起爆剤となつた。
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